とくに責任感が強い(と言われている)私たち看護師は、仕事も家庭も全力!…ですよね。
しかも!家庭での仕事は育児だけではありません!
やってもやっても終わらない家事だって常に山積みなのです!!
今の職場で働き方を見直すことが難しい場合は、思い切って転職を検討することもおすすめ。
子育てと仕事を両立させるためには、まずは職場選びがとても重要です。
とはいえ、かかえている事情は人それぞれ。また、ものごとには一長一短があるものです。
自分自身の置かれている状況と、その職場の特徴をしっかり照らし合わせて検討することが大切です。
この記事では、私の経験も踏まえて、看護師ママにおすすめと言われる職場候補とそのメリット・デメリットについて解説しています。
ぜひ転職先を検討する際の参考にしてくださいね。
それではさっそく見ていきましょう!
1 看護師ママにおすすめの職場候補とメリット・デメリット
働きやすくておすすめ!などとチマタで言われている職場は、以下の5つです。
看護師ママにとって本当に働きやすいかどうかに特化して具体的に見ていきましょう。
1-1 クリニック
まずは、私が転職したクリニックです。
以下の記事で、クリニックの仕事内容や特徴を詳しくまとめていますので、ぜひあわせてお読みください。
看護師ママにとってのクリニック勤務のメリット
入院施設がないクリニックであれば、日勤のみで働けます。
土日祝日休みであることや定期的に休診日を設けていることから、スケジュールが立てやすく、家庭の予定との両立はしやすいです。
ただし最近では、土日も診療を行っているクリニックが多くなっているので、土日のどちらかにシフトに入ることを求められることがあるかもしれません。
看護師ママにとってのクリニック勤務のデメリット
クリニックは、在籍する看護師の人数が少ない所が多く、その場合、自分が休めば看護師不在となってしまいます。
たとえパートであっても、子供の急な体調不良などの場合ですら休みにくなるでしょう。
転職を検討する場合は、面接の際などに看護師の人数をしっかり確認しておくことが大切です。
1-2 訪問看護ステーション
訪問看護師は、自宅療養している患者さんの居宅を訪問し、健康状態のチェックやメンタルケア、生活介助などを行います。
病院と異なり、患者さんが自宅で生活することをケアするのが主な仕事です。
看護師ママにとっての訪問看護師のメリット
平日のみで土日祝日を休みとしている事業所が多いため、家庭との両立はしやすいです。
ママ看護師にとっての訪問看護師デメリット
当然夜勤はないのですが、事業所によってはオンコール勤務があることも。
看護師ママは夜間業務ができない場合が多いので、事前にオンコール勤務の免除をしてもらえるか確認したり、オンコール勤務がない事業所を選ぶことが大切です。
1-3 健診(検診)センター
健診(検診)センターは、病気の予防や早期発見、健康維持のためにさまざまな検査を行います。
看護師ママにとっての健診(検診)センター勤務のメリット
日勤のみで、日曜日や祝日を休みとしているところがほとんどです。
また、ほとんどの施設で予約制を導入しているので急な混雑や残業が少なく、家庭との両立がしやすいです。
看護師ママにとっての健診(検診)センター勤務のデメリット
健診(検診)センターは、採血スキルが必須です。施設によっては1日に何十人もの患者の採血を行うこともあります。どうしても採血スキルを維持したいという方でもない限り、継続して勤務するのは向き不向きがあるかもしれません。
短期の仕事も豊富なので、事前に検査内容や業務内容を確認して働き方を工夫してみても良いでしょう。
1-4 保育園
保育園で働く看護師の主な仕事内容は、子供の健康管理です。医療職としての保健的観点から、子どもの成長をサポートする役割を担います。
基本的に健康で元気な園児がほとんどのため、病院のような医療行為を行う場面はほとんどありません。
園児に発熱や嘔吐、ケガなどがあれば適切な処置を行い、必要に応じて保護者への連絡や病院受診の付き添いをすることがあります。
看護師ママにとっての保育園勤務のメリット
保育園は土日祝日が休みであることが多く、夜勤もありません。
残業も少なく時間通りに退勤できるので、家庭とも両立させやすく、ママ看護師には大きなメリットとなります。
また、企業併設の保育園などでは、企業の休みに合わせてまとまった休暇が取れる場合もあるようです。
ただし、運動会などの行事への参加のため休日の勤務が発生することがあります。
看護師ママにとっての保育園勤務のデメリット
保育園の看護師は「園で1名」であることがほとんどです。
そもそも保育園は看護師の配置が義務付けられていない上に、努力義務としている自治体でも、2人以上の配置基準を設けているところはないからです。
看護師としての責任の重さもありますが、看護師ママにとっては、やはり休みにくい職場。
また、保育園で働く看護師の給料は、病棟などに比べてかなり低い水準です。
せっかく看護師の資格があるのに、給料が低いところで働くのはもったいない…とデメリットに感じる人もいます。
1-5 病院の外来
看護師ママにとっての病院の外来勤務のメリット
基本的に夜勤はありません。日勤のみで働けるので、看護師ママに人気のある職場です。
先輩ママ看護師がいることも多く、同じ立場の看護師が多ければ、働き方に子ついて相談したり共感することができるでしょう。
また、大きな病院で働いていた看護師の方にとっては、子育てが落ち着いたとき、外来から病棟への異動希望を出すことで復帰できるのも大きなメリットでしょう。
看護師ママにとっての病院の外来勤務のデメリット
外来では多く様々な患者さんと接することになります。
クレームを受けるような機会も多くなるでしょう。当然、クレーム時には真摯に対応する能力が必要になりますし、この対応に大きなストレスを感じて家庭に持ち込んでしまう方も多くいるでしょう。
2 まとめ:意見と提案
これまで見てきたように、一般的に看護師ママにおすすめ!とされている職場でも、メリット・デメリットが存在します。
自分自身が置かれている状況とマッチするかどうかは、さらによく検討する必要があります。
働きやすい環境を探すためには、ざっくり次の2つの方法があると思います。
- 今の職場で働き方を変える
- 転職する
まずは、働きなれた今の職場で、働き方を変えることができれば新しい環境への負担が少なくなります。
働き方の変更が難しい場合は、思い切って転職を検討してみてください。
子育てに理解があり、急な休みにも快く対応してくれる職場を選ぶことは、子育てと仕事を両立するためには大切です。
直接聞きにくいことは、看護師の転職サイトを利用して情報収集するのもおすすめです。
大切な家族のためにも、無理のない働き方を選んでいきましょう!