転職希望者必見!クリニック看護師の1日と仕事内容を経験者が解説

クリニックの1日

今回は、クリニックでパート看護師をしている私が、クリニックのスケジュールと看護師の仕事内容についてご紹介します。

私自身、大学附属病院からクリニックに転職した時は、業務内容のイメージがまったくつかず、不安でいっぱいでした。

この記事で、クリニック看護師がどんな1日を過ごしているのか、イメージをつかんでもらえたらと思います!

この記事はこんな方におすすめ
  • クリニックへの転職を考えている看護師の方
  • 転職先としてクリニックも候補に挙げている看護師の方

それではさっそく見ていきましょう!

記事の内容は、私の経験に基づくもので、すべてのクリニックに当てはまるわけではありません。スタッフの職種構成(受付、看護師、看護助手の人数)によって大きく異なってきます。

1 クリニックのスケジュール

私が働いているクリニックのざっくりとしたスケジュールを作ってみました。

クリニックのスケジュール
  • 8:30~8:40
    • 出勤、着替え
    • 10分間で院内清掃、開院準備
  • 8:45~
    • 朝礼
  • 9:00~12:00
    • 午前診療
  • 12:00~14:00
    • 昼休憩(「中抜け」と呼ばれる2時間の長い昼休み)
  • 14:00~18:00
    • 午後診療

スケジュールの紹介の次は、具体的な業務内容と特徴について解説します。

2 クリニック看護師の仕事内容や特徴

2-1 【仕事の内容】①医師の診察補助

私の働くクリニックは、院長1人で診察を行うタイプのクリニックです。1人で次から次に診察を行います。

現在では、医師の診察スピードを高めるため、診察前に看護師が問診し、電子カルテをある程度入力した上トリアージもする、という病院も多くなってきています。

私が働くクリニックでは、シンプルに受付順に診察室に患者さんを呼び、院長が問診・診察を行います。

看護師の中心的業務は診察補助です。

診察がスムーズに進むよう、看護師はテキパキ動いて補助することを求められます

しかも小児科クリニックなので、看護師の補助は必須!

診察室に入って、医療者を見るなり泣きわめいて暴れる子が多いのです。聴診器で聴診したり喉を診るのにも頭をガッチリ固定!

ほかにも椅子の上に立とうとしたり、診察室内で走り回ったり、パソコンとか医者グッズをいじろうとしたり…とにかく元気に行動するのでそれも阻止!

さらに!診察があるのに、オーバーオールや超厚着でいらっしゃるお子さんがたくさんいるんです…。院長がイライラせずに診察できるように服を脱がせる!

安全面の確保するためにも、看護師がつきっきりになる必要があるのです。

2-2 【仕事の内容】②処置

採血・点滴・注射業務などの医療処置は基本的に看護師が行います。そのため、採血・点滴・注射の3つは必須スキルかもしれません。

そのほかにも、発熱している患者の迅速検査(インフルエンザ,コロナ,溶連菌,アデノ,RSそのほかもろもろ)も行います。

2-3 【仕事の内容】③予防接種の準備

予防接種の準備、在庫の管理、発注、納品などなどです。

このあたりの事務は、クリニックによってもかなり差があると思われます。

2-4 〈仕事の特徴〉①1日の流れはルーティン化されている

クリニックにもよりますが、1日の流れはルーティン化していることが多いです。

たとえば私の働くクリニックの朝は、出勤後の10分間清掃・開院準備から始まります。

私が転職前に20年以上働いていた大学病院は24時間体制だったので、電気も空調も常についているが当たり前でした。「清掃」も外部委託の業者が行います。

看護師による自主的な環境整備も行いますが、明確な役割分担がなされいなかったので、やってもやらなくても一緒。

クリニックでは、空気清浄器ONして、掃除機がけと拭き掃除、来院者の椅子、おもちゃや本などを綺麗に並べたり、物品の位置を整えたり。

開院に向けての大事な仕事です。

短い時間と限られたスタッフの中で、やること+役割分担がきっちりルール化されているので無駄がなく、人によってやるやらないもないので、みんな必死に無駄口をたたかずに動ける。

こんなルーティンが随所にあって、わかりやすくてとてもいい感じなのです。

2-5 〈仕事の特徴〉②長い昼休み(中抜け)がある

クリニックの診療時間によって異なりますが、1時間半前後程度の長めの休憩時間があるところが多いです。

この「中抜け」がある場合、休憩室で昼食後雑談したり、外出して買い物したり、帰宅するなど、わりと自由に過ごせます。

「中抜け」があると、午後診療に向けて自由にリフレッシュ時間を過ごせるというメリットがあります。

しかしパートの場合、あまりに長いと単なる無給の拘束時間となって大きなデメリットともなることも…。

2-6 〈仕事の特徴〉③残業が少ない

相当繁忙なクリニックでもない限り、診療時間内に診察が終えるところが多く、 残業があっても30分前後という場合が多いです。

残業が少なく、退勤後の予定を立てやすいのもクリニック勤務の特徴です。

3 まとめ:意見と提案

私の働くクリニックをモデルにしながら、経験も踏まえ、クリニックの1日と看護師の業務内容・特徴について解説してきました。

私が大学病院からクリニックに転職して良かったと思う最大の点は、次の2点です。

  • 仕事や課題を自宅に持ちこすことがない
  • 1日の労働としてスッキリ終えられる

毎日お酒がおいしいんです!

クリニックは、子育て中のママ看護師さん、ワークライフバランスを重視している看護師さんにおすすめの職場ですよ。

以下の記事で、クリニックの面接対策として、必ず聞かれる質問と聞くべき逆質問をまとめました。クリニック転職を検討している方は、ぜひあわせてお読みください。

皆さんにとって本当に働きやすい職場が見つかることを祈っています。

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